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介助者(アテンド)の役割

着ぐるみ活動に欠かせない介助者の役割と頼み方。

執筆: Reflex

着ぐるみ活動には、同行して手助けしてくれる人——アテンド(介助者)——がほぼ必須です。理由はシンプルで、マスクを被った状態では次のことができない・危険だからです。

  • 足元・左右が見えないため、人混みや段差のある場所を一人で安全に歩けない
  • 財布・スマホの操作、金銭のやりとりができない
  • 着装・脱衣(背中ファスナー、マスクの装着補助)が一人では困難
  • 自分の状態(熱中症の兆候、衣装の乱れ、タイツのしわ)に気づけない
  • 声が通りにくく、発声しないスタイルの場合は言葉での意思疎通ができない

「アテンドがいない日は稼働しない」というのが、経験者の共通認識と言っていいくらい重要な存在です。

場面 役割
着装・脱衣 ファスナーの開閉、マスク装着の補助、首まわり・衣装の整え
移動 誘導(段差・障害物の声かけ)、周囲との距離の確保、エスカレーターや階段のサポート
荷物・貴重品 財布・スマホ・飲み物の管理、荷物運びの分担
体調管理 定期的な声かけ、給水補助、休憩のタイミング管理、異変時の対応(熱中症対策・冷却装備)
撮影 写真撮影、ポーズ・写り込みのチェック、撮影希望者への対応窓口
コミュニケーション 発声しないスタイルの場合の「通訳」、名刺(ネームカード)の受け渡し補助

すべてを一人に求める必要はありませんが、少なくとも移動の安全確保と体調の見守りは必ず誰かに担ってもらいましょう。

アテンドは友人・家族・界隈の仲間に頼むのが一般的です。界隈では相互アテンド(今日は自分が介助役、次はあなたが着る番)という助け合いも盛んで、初心者がコミュニティに参加する動機のひとつになっています(コミュニティとSNSでの活動)。

事前にすり合わせておきたいこと:

  • 当日のスケジュール: 集合、着装、活動時間、休憩、撤収の目安
  • 合図の取り決め: 「休憩したい」「体調が悪い」「衣装を直してほしい」のハンドサイン。マスク内からの声は思った以上に聞こえません
  • やってほしいことの優先順位: 撮影重視か、移動サポート重視か
  • 緊急時の対応: 体調不良時はマスクを脱がせてよいこと、連絡先、持病の共有(必要に応じて)
  • 費用の扱い: 交通費・食事・参加費をどちらが持つか

はじめて着ぐるみに触れる人にアテンドを頼む場合は、このWikiの視界・呼吸・熱の基礎知識を事前に読んでもらうと、話が早くなります。

アテンドは体力も時間も使う立派な仕事です。感謝を形にしましょう。

  • 食事をごちそうする・交通費や参加費を持つのが定番のお礼です。関係性によっては謝礼を渡す場合もあります
  • 活動を詰め込みすぎない: アテンドにも休憩が必要です。長丁場では相手の負担も考えた計画を
  • 写真のクレジット: アテンドが撮ってくれた写真をSNSに載せるときは、本人の意向を確認(名前を出す/出さない)
  • 「してもらって当たり前」にしない: 相互アテンドの関係でも、毎回の感謝は言葉にして伝えましょう

良いアテンド関係は着ぐるみ活動の寿命を延ばします。丁寧に育てていきましょう。