ウィッグの基礎
マスクと一体で作られるウィッグの基礎知識と、発注時に伝えたいこと。
ウィッグはマスクとセットで作られる
Section titled “ウィッグはマスクとセットで作られる”着ぐるみのウィッグ(髪)は、マスクと一体型になっているか、マスクと一緒に工房で作られるものです。マスクとは別に自分で用意することはできず、コスプレ用ウィッグの流用もできません。マスクは人間の頭よりはるかに大きく、人間用に作られたウィッグではサイズも毛量も足りないからです。
髪型はマスクの造形・塗装と合わせてデザインされ、開口部(分割線)の開閉と干渉しないように取り付けられます。毛束はのりでかなり固く固められて造形されており、ふわっと見えても、実際は「髪の形をした造形物」に近いものです。「顔」と「髪」が一体でデザインされてこそ、キャラクターの再現度が成立します。
つまり髪型・髪色はマスク発注時に工房へ指定するもので、費用もマスクの価格に含まれる(またはオプション扱いになる)のが基本です(費用の目安と予算計画)。
発注時に伝えたいこと
Section titled “発注時に伝えたいこと”髪色は、キャラクターの色味に加えて、屋内・屋外の照明で見え方が変わる点も踏まえて相談を。髪型は前髪の流し方、ハネ・アホ毛、ツインテールなどの結び方まで伝わるよう、資料を多めに用意しましょう(マスクの発注)。
ひとつ気をつけたいのが、前髪と視界の関係です。前髪や横髪がのぞき穴(まつげ・眉毛部分)に深くかかる髪型は、外からの見た目だけでなく着用者の視界にも影響します。再現度と視界のバランスは工房と相談してください(マスクの構造と種類)。
お迎えしたあとは
Section titled “お迎えしたあとは”ウィッグは毛先からのブラッシングが基本で、のりで固められた毛束には触れません。手順とあると便利な道具はウィッグのお手入れにまとめています。
スタイリングの大幅な変更、毛のへたり・退色などの修繕は、塗装と同じく工房の領分です。制作元の工房に相談しましょう(修理・リペイントの頼み方)。