採寸とサイズの知識
発注前に必要な採寸の方法と注意点。
なぜ採寸が重要か
Section titled “なぜ採寸が重要か”マスクも肌タイツもオーダーメイド品です。採寸が不正確だと、完成してから「頭が入らない」「タイツが突っ張る・余る」という取り返しのつかない事態になりかねません。納期が長い趣味だけに、作り直しのダメージは金銭的にも時間的にも大きいものです。
工房ごとに指定の採寸項目・測り方があるので、必ず工房の指示を最優先にしてください。このページは「一般的に何をどう測るか」の予習用です。
マスクの内寸に関わる、最も重要な採寸です。
- 頭囲: 眉の上〜後頭部の一番出ている部分を通る、頭の一番太い周囲。メジャーを水平に保って測ります
- 頭の縦・横・奥行き: 工房によっては、頭の幅(左右)・奥行き(前後)・顎までの高さなどを指定されます
- 髪のボリューム: 地毛が長い・多い人は、着用時の髪のまとめ方(ネットで押さえる等)を想定した状態で測ります
- メガネ: メガネをかけたままの着用は難しいことが多いため、視力矯正が必要な人はコンタクトレンズの用意を検討してください
頭のサイズには個人差が大きく、平均より大きい場合はマスクの内寸調整や原型の選択に関わります。発注前の問い合わせ段階で頭囲を伝えて、対応可能か確認するのが確実です。
肌タイツ・スーツの発注に必要です。一般的な項目は次のとおりです。
- 身長・体重
- バスト(胸囲)・ウエスト・ヒップ
- 股下・足のサイズ
- 肩幅・裄丈(腕の長さ)
- 首回り: マスクの首とタイツの接続に関わります
補正パッドを着けた状態の寸法を指定される場合もあります(パッド込みでタイツを作るか、パッドの上に2枚目を重ねるかは仕様によります)。工房の指示に従って、どの状態で測るかを確認しましょう。
採寸時の注意点
Section titled “採寸時の注意点”- 一人で測らない: 特に頭囲・背面の採寸は自分では正確に測れません。誰かに手伝ってもらいましょう
- 柔らかいメジャーを使う: 金属製ではなく、洋裁用のテープメジャーで測ります
- 締めすぎない・緩めすぎない: メジャーが肌に軽く触れる程度の張りで。伸縮するタイツだからと適当に測ると失敗します
- 薄着で測る: 厚手の服の上から測らない
- 複数回測って平均を取る: 1回の計測はずれがあるもの。2〜3回測って確認しましょう
- 数値は正直に: 願望込みの数値で申告すると、着られないものが届きます。補正はパッドの仕事です
サイズが合わないとどうなるか
Section titled “サイズが合わないとどうなるか”- マスクが入らない・きつい: 最悪の場合は着用不能。内装の調整で対応できる範囲には限りがあります
- マスクがゆるい: 頭の中でマスクがずれて、視界(瞳と目線の位置)が合わなくなります。内装クッションの追加である程度調整可能です
- タイツがきつい: 縫い目への負担で破れやすくなり、動きも制限されます
- タイツがゆるい: しわ・たるみが写真に写り、キャラクターの造形感を損ないます
納品後にサイズの問題が発覚した場合は、放置せず工房に相談してください。内装調整やタイツのお直しに対応してもらえる場合があります(修理・リペイントの頼み方)。
